全く無駄のない練習をするのは難しいように思いますが、上達するのを遅らせてしまう練習方法はあると思います。
間違ったまま練習すると、良くない形で記憶してしまい、クセを直すのにかえって時間がかかってしまうことがあります。
また、正しい姿勢で練習すると腱鞘炎や腰痛などの予防にもつながるので、ギターを長く楽しむために必要になってきます。
正しいフォームや音程、リズムで練習することは大切です。
気軽にギターを手に取ってたくさん練習すると、自然とギターに慣れて力の入れ方やフォームが身についたりもするので、基本的には、効率や細かなことを気にしないで良いと思っていますが、これから取り上げるいくつかの間違った練習方法だけはやめておいた方が上達が早くなると思います。
効率が悪くなる練習方法
【効率が悪い練習方法】
・チューニングを合わせずに練習を始める
・姿勢が悪い
・休憩を入れず、手や体に負担をかけ過ぎている
・音を間違えていることに気がつかずに練習する
・リズムを違うままで弾いている
・苦手なところをそのままにしている
・新しい曲を練習しない
間違ったことを繰り返していると、いつまでも正しくできるようにならないので、最初は上手にできないとしても、正しくできる完成図を思い描きながら、できるようになるように練習していきましょう。
チューニングは絶対に最初に合わせる
最初はすぐに弾き始めたくなるのですが、そうすると、しばらくして音程が気になってチューニングを合わせて、また練習し直すことになります。
初めからしっかりとチューニングして、音程が合うようにしてから弾き始めたほうが、音程の合わない中途半端な時間を過ごさずに済み、時間の節約になります。
チューニングは、面倒に感じますが、初めにするのが一番効率が良いですよ。
何度もチューニングしていると、合わせるのが早くなりますし、音程のずれに気がつくのも早くなり、チューニングがずれたまま弾かないように意識するようになっていきます。
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練習環境と姿勢を整える
落ち着いて練習できるスペースがあると、正しい姿勢や手のフォームで練習しやすくなります。
椅子の高さなどによっても弾きやすさが変わります。
フォームが良いと、腰痛や腱鞘炎の予防にもつながります。
無理な力を入れず、適度に休憩することも大切です。
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間違ったまま弾かない
間違えて覚えると、後から直すのも大変になるので、正しい音とリズムを意識して練習します。
間違いだらけで早いテンポでたくさん弾くよりも、ゆっくりでも正確に弾けるようになっていくほうが、早く習得できます。
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新しいことができるようにする
いつも同じ曲を同じ調子で弾いているだけでは、新しいことがなかなかできるようになりません。
同じ曲でも、前回よりも間違えずに、リズムに乗って、美しく弾けるように気をつけることを意識すると、上達します。
また、苦手に感じる部分やテクニック、新しい曲の譜読みなども随時進めていくと、できることが増えていきます。
一つの曲を、さらに表現豊かに演奏することと、いろんな曲を弾いてみることの両方をバランスよくできると、効果的に演奏技術を身につけることができると思います。
まとめ
効率ばかり考えず、気軽にギターに触れる時間を増やすことも上達につながると思うのですが、よくないフォーム、間違ったまま練習するなどはかえって悪影響になることがあります。
効率の悪い練習、かえって体を痛めたり、悪いくせが身についてしまう練習はしないようにしましょう。
チューニングをまず合わせてから、正しい姿勢と手のフォームで、演奏表現を良くしたり、苦手な部分や新しいことにも取り組んで、弾けるようになれるような練習が効果的だと思います。
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