アコースティックギターに張られているスチール弦は、弾いているうちに劣化して錆びていきます。全く弾かなくても、少しずつ古くなっていき、劣化します。
新しい弦に交換すると、音の響きが明るくなったり、大きな音が出てよく響きます。
弦は消耗品なので、定期的に交換する必要があります。
弦の交換頻度は、弦の素材などの種類、温度や湿度、弾かれた回数や量、お手入れや保管の方法などによって差ができます。
1〜2ヶ月経ったら、あるいはもっと早く替えるという人もいますし、弦が切れるまで使う人もいるかもしれません。
弦を交換する頻度
【弦交換の頻度の目安】
・よく弾く → 1~2か月、あるいはもっと早く
・どんな場合でも → 音が悪くなったり、交換の必要があるとき
・ほとんど弾かない → 半年~1年かそれ以上
よく弾く人を基準に1~2か月と言われることが多いですが、音の劣化やさびが気にならなければ弦が切れるまで使うという人もいます。
また、長持ちする弦を使って、弦交換まで期間が長くできる場合もあります。
弦を交換する目安
【弦交換のタイミング】
・弦が切れたとき
・ずっと交換していなくて弦がとても錆びているとき
・音がこもってきたとき
・試したい弦があるとき
・押さえやすい弦、錆びにくい弦、ハリのある音が出る弦などに変えたいとき
など
弦が切れたら、弦交換が必要です。また、弦がとても錆びていたら交換したほうが良いです。
弦を長持ちさせるお手入れ
ギターを弾いた後に、やわらかい布(クロス)で手が触れた部分をふいておくと、手汗や油分が取れて、錆びるのを少し遅らせることができます。
合わせて、指板とフレットもクロスでふくようにします。フレットも金属でできていて、手垢などの影響で錆びたりくもったりしやすいので、できる範囲でクロスで汚れを取っておくことで、きれいな状態を保ちやすくなります。
フレットが錆びていると弦に当たる部分も傷みやすいので、お手入れしておくことで弦も長持ちすると思います。
フィンガーイーズという、スプレー式の弦のお手入れ用品があります。
弦の汚れを落としたり、コーティングして汚れがつきにくくなるようにしてくれます。スプレー式なので、弦以外の指板やボディにもついてしまうので、よくふき取って跡が残らないようにすると良いです。また、弦と指板の間にクロスを入れたり、クロスなどに吹き付けてから弦につけるとボディや指板に付かないので良いと思います。
長持ちする弦
弦の種類によって、コーティング弦があり、コーティングなしよりも長持ちします。
コーティング弦のほうが値段が高いですが、長持ちするのでお得な場合があります。弾き心地や音質、予算などによって、好みに合わせて使いましょう。
また、フィンガーイーズという、弦の汚れを落としたりコーティングができるスプレーもあります。
上達するには弦交換が必要
最初にギターを買ったときに張られていた弦をそのままずっと使っていて問題ないということもありますが、上達するにはたくさん練習して、継続して続けることが必要です。
たくさん練習すれば、弦もやがて錆びてしまうので、いずれかのタイミングで弦の交換が必要になります。
弦を交換すると、音の出方が良くなったりするので、いい音がしないな、と思ったらそろそろ弦交換のタイミングかもしれません。
弦交換をできる気がしないと思ったら、お店の人にしてもらうこともできます。
初めての弦交換ができたら、初心者を卒業してステップアップできると思います。
また、ギターを始めたばかりの頃は、細めの弦で練習すると押さえやすいと思います。
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まとめ
アコースティックギターに使われることが多いスチール弦は、錆びるので、定期的に弦交換が必要です。
よく弾く人は1~2か月で交換と言われますが、それほどたくさん弾かない場合や、長持ちするコーティング弦の場合にはもっと半年や1年などと長く使えることもあります。
弦が切れていなければ、音は出ますが、錆びていると音質が悪くなり、手触りも悪いので、弦が劣化してきたら弦交換したほうが良いです。
使い終わったら布でふくなどすることで、弦が錆びるのを少し遅らせることができるので、弾き終わったら汚れをふきとってお手入れする習慣にするのがおすすめです。
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