ギターを弾いていい音が出ていると、それだけで楽しいものですね。
ときには、「音が響かない」「音がこもる」ということがあります。弾き方で良くなることが多いので、まずは今の楽器で可能ないい音を出せるようにしてみましょう。
例えば、弦の押さえが弱すぎたり、隣の弦に触っていたりして、きれいに響かせられていないだけかもしれません。
押さえ方やチューニングを合わせるだけで、思ったよりいい音が安定して出せるようになるかもしれません。
チューニングを確認
チューニングがずれると、響きが暗くなったりします。
押さえかた、ピッキングは問題ないのに、おかしいな、というときには、まずチューニングをチェックしてみましょう。
練習の初めにピッタリ合わせても、途中でチューニングがずれてきてしまうことはよくあります。とくに、新しい弦にした後などは安定するまでに時間がかかります。
あれ、響きが悪いな、と思ったらすぐにチューニングを確認するようにすると、音程の感覚も身につきます。
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弦の押さえが強すぎたり弱すぎたりしていないか
左指での弦の押さえかたによって、音の響きが変わることがあります。
力を入れ過ぎて押さえると、弦が横方向にずれたりして、音程がずれることがあります。正確な音程より少し上がってしまいます。
チョーキングと言って、わざと音をゆがませたり揺らす手法と同じ原理ですが、弦と垂直方向、斜め方向に伸ばすと音程が変わります。
チューニングが合っていても、フレットがついていても、弦の押さえかたや向きによって音程が変わります。
逆に、押さえかたが弱いと、はっきりした音が出ません。
適度な強さで押さえるときれいに響く音になります。
左手のどこかが触れてミュートしていないか
わりと多いのが、押さえるところではない弦を左手の指や手のひらのどこかで触ってしまっている状態です。
しっかりと弦を押さえると響きますが、軽く触れると弦を弾いても響かないで、ミュートした状態になってしまいます。
左手のフォームがよくないと、他の弦を触ってしまいやすいです。
指の先を立てて、他の弦に当たらないようにしましょう。また、小指側の手のひらを指板にくっつけないでふわっと左手を構えるようにします。
弦が錆びていないか
とくにアコースティックギターのスチール弦は錆びやすいです。少しずつ錆びて、以前よりも音がこもったような感じになっているのかもしれません。
楽器を買い替えなくても、まずは新しい弦に交換するだけで音が良くなることもあります。
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右手のピッキングのタッチはどうか
右手のピッキングは、音質にとても関係しています。
弦を弾く指や爪の角度、強さ、スピード、位置などを調整して、きれいに響くようなポイントを見つけることができると、ギターのスキルがまた一段と上がります。
ピックを使うにしても、指や爪で弾くにしても、ピッキングの仕方はとても重要です。
早く弾かなくても、最初はクリアな音が出るようにピッキングを練習すると良いと思います。
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楽器の質
価格の安い楽器でも、それなりに良い音は出ます。
高級な木材を使用した楽器だともっと深みのある音が出たりするようですが、まずは持っている楽器でできるだけ良い音を出せるように練習して、ある程度上達してから好みの音が出る楽器を探すのも良いと思います。
中には、調整が必要なこともあるので、気になる場合には、楽器屋さんなどでギターの調整をしてもらうこともできます。
まとめ
ギターに慣れるまでは、きれいに音が響かないことはよくあります。ひょっとしたら左手のどこかで弦を触ってしまっているかもしれません。
右手と左手のフォームをよく確認し、チューナーで音を調律してみると、音が良くなることも多いです。
音が響かない原因がどこにあるか、音がきれいに鳴っているか、よく聞きながら練習すると、きれいな音を出すコツがわかってくると思います。
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