ギターの弦は6本あり、緩めずに保管するとネックが反りやすくなると聞いたことがありましたが、毎回ギターの弦を緩めるほうが良いのでしょうか?
最初の頃は、毎回緩めていたのですが、たくさん緩めるとチューニングに時間がかかることや、伸び縮みが多くて弦が早く傷みそうな気がして、緩めないでも大丈夫か試したくなりました。
スタンドに掛けて気軽に弾くには、弦を緩めないほうがすぐに弾けて便利です。
今回は、弾き終わったら弦を緩めるかについて考えたいと思います。
弦を緩めないとしても、毎回チューニングしてから弾く
ギターを弾き終わったあと、弦を緩めなかったとしても、少しずつチューニングがずれていくので、次に弾く前に必ずチューニングする必要があります。
ギターを上手に弾けるようになりたいなら、チューニングはとても大切です。
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ネックは反ることがある
ネックは、真っすぐあるいはやや順反りが良いとされています。
気温や湿度や弦の張りの強さ、ネックの強度など様々な条件によってネックが反ってしまうことがあるようです。
弦を緩めなくても絶対に大丈夫だと言い切れるものではないので、コンディションを見ながら弦を緩めるかを調節するのが良いと思います。
毎日弾いていると、ネックの変化に気がつきやすいですが、長期保管の場合、より慎重に判断して、弦を緩めたほうが良い場合もあると思います。
どれくらい緩めるか
ネックを緩める場合でも、どれくらい緩めるかの違いもあります。
ペグを半周、1周、何周かではだいぶ変わります。
これまでたくさん緩めていた人は、緩め方を少なくしてみて様子を見ることもできると思います。
また、全く緩めないのが心配な場合には、ペグを半周や1周くらい緩めるようにしても良いかもしれません。
弦の太さによっても変わる
太いゲージの弦のほうがテンションが強く、ネックに負担がかかります。
ミディアムゲージのような太い弦のときと、エクストラライトのような細い弦のときでは、ネックに加わる力の強さが変わります。
弦交換で、弦の種類を変えた時には、ネックへの負担がかかっているか様子を見ると良いと思います。
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弦を緩めなければチューニングが安定しやすい
弦をたくさん緩めたりキツくしたりして変化が大きいと、チューニングが緩んできやすくなることがあります。
張ったままでいるほうが、チューニングが安定しやすいこともあります。
弦の張りが一定の方が、ネックも安定しやすいという見方もあります。
弦を緩めずに使ってみた感想
弾き終わったらギタースタンドに掛けてすぐに片付けられますし、次にギターを弾くときのチューニングも微調整で良いので、すぐに練習を始められます。
毎日練習するには、ギターの弦を緩めないほうが便利が良いと感じます。
ネックが反ってきたということもまだないです。現在は、リトルマーチン(LXM)にエクストラライトゲージの弦を張って使っています。
リトルマーチンのネックは、何層にも木材を貼り合わせた材質なので、反りにくいと思います。
問題がなければ、弦を毎回緩めなくても良いかもしれません。
ただし、長期で保管するときや、季節や置き場所などによって、ネックに負担がかかることがあるかもしれないので、弦を緩めたほうが良い場合もあると思います。
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まとめ
スタンドに掛けて毎日のように練習するなら、毎回弦を緩めなくても大丈夫かもしれません。
太めのゲージの弦に変えたときや、長期保管するときなどは慎重にして、弦を緩めたほうが良いこともあります。
弦を緩めるとき、ペグを半周や1周くらい少なめに緩める方法もあります。
弦をそのままにするときも、緩めて保管するときも、コンディションを見つつ、その都度ギターに合った取り扱いをするといいですね。
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