ギターは、弦を右手ではじくと音が出るシンプルな仕組みですが、どれくらいの強さで弾くかで音の出方がだいぶ変化が出ます。
弾き始めてみると、意外と力を入れずに弾くほうがきれいに響きやすいことに気がついたりしました。
無理に力を入れると、固い感じの音になったり、音が大きくても聴いていて疲れる感じになったりします。
今回は、指弾きのピッキングの強さについて考えてみました。
弦に指を乗せてからはじく
強い音は、勢いよく弦をはじくかよりも、弦を弾く前にどれくらい弦をたわませるかが関係しています。
勢いよく指や爪を振り下ろすのではなく、指先が弦に触れた状態からはじくほうが、安定して雑音などのない音が出しやすいです。
最初に止まった状態から指で弦をゆっくり押さえて離す感じで、十分大きな音が出ます。
弦に触れる前に勢いよく助走をつけるよりも、弦をしっかりとらえて下方向にしならせて押さえて弾く方が、もっと深く大きな音が出ます。
チューニングが合っているとよく響く
力を入れてはじかないと大きな音がしないように感じるとき、チューニングがずれているかもしれません。
6本の弦のチューニングが良いと、音が通りやすく、響きものびやかで、心地よい音がします。
チューニングが合っていると、軽い力でピッキングしてもよく響きます。
サウンドホールの正面から大きな音が出る
サウンドホールの正面から音が出ていくので、ギターを弾いているときに聞こえてくる音が少し小さめに感じることもあります。
サウンドホールの前で聞こえてくる音の方が大きく、自分で演奏しているときと聞こえた感じが少し違うときがあります。
弦を弾くときの指の角度や爪の当たり方
ピッキングで音質や音量に影響があることとして、指の角度や爪の当て方があります。
力の強さよりも、指や爪のどのあたりを当てるかの方が重要です。
指や爪の角度が良いと、軽い力で弦がよく響きます。
テニスなどでボールをラケットのスイートスポットに当てるような感じで、指の当て方で音の響き方がとてもよくなります。
大きな音を出すのに、右手のピッキングで大きな力は必要ないです。
顔についたまつ毛を指で落とすくらいの強さ
顔についたほこりやまつ毛を軽く指で払うくらいの力で弦をはじけば大丈夫だと聞いたことがあります。
確かに、そんな感じだと思います。
まとめ
右手のピッキングは奥が深いので、まだまだ私もこれからですが、必死に強く弾こうとするよりも、ふわっと指を弦に触れるようにしてから焦らず丁寧に弾くと上手くいく感じがしています。
物足りない感じがして初めの頃は、一生懸命にもっと強めに弾いていたのですが、ふわっと丁寧に弾いた方が、つながりのある、心地よく流れるような音楽にしやすく、練習を聞いてもらった反応も良かったです。
余分な力が入らない方が疲れにくく、手も傷めないので良いことづくしです。
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