冬の時期には、暖房をつけたり消したりすることがありますね。このような室温の変化でギターのチューニングがずれやすくなります。
室温の変化があるときには、こまめにチューニングを確認すると良いと思います。
寒い部屋に暖房を入れて弾くとき
冬の時期によくある状況として、寒い日に、暖房をつけて少しずつ部屋を温かくしながらギターを練習することがあります。
部屋に置いてあるギターも冷えていて、室内の温度が上がると同時にギターが温められていきます。
こうした温度変化で、ギターの弦が伸び縮みして、チューニングがずれていきます。
寒い部屋に置いてあったギターを、暖房の効いた部屋に持ってきて弾くときも同じように、最初は冷えていたギターが弾いているうちにだんだん温まってチューニングを調整する必要が出てきます。
温度が上がると弦が伸びる
【音度によってチューニングが狂う原因】
・温度が上がると弦が伸びる → 音が低くなる
・温度が下がると、弦が縮まる → 音が高くなる
暖房の部屋では、弦がゆるくなって、チューニングを上げる必要がありそうなのですが、その日の最初はかえって音が高くなっていてチューニングを下げる必要があることがあります。
なぜそうなるかというと、暖房をつけてはじめの頃はギターが温まるのが遅く、部屋の温度のわりにギターが冷えているので、まだ寒い状況なので弦が締まっていて音が高くなっています。
だんだんギターが温まっていくと、今度は弦がゆるくなっていくので、チューニングを上げる必要が出てきます。
最初は音が高め、そしてだんだんと低めにずれやすいです。
ギターの温度変化に合わせて、何度もチューニングを確認しましょう。
ストーブのすぐ近くでは弾かない
ストーブや暖房の種類によって、近くのものが熱くなり過ぎることがあります。
離れたところでは、部屋の空気が少しずつ温まるので問題ないのですが、熱源に近すぎるとギターの表面が熱くなってしまい、楽器が傷んだり故障する原因になります。
十分な距離をとった位置で練習しましょう。
また、ホットカーペットや床暖房がついているところにギターをじかに置かないようにしましょう。ギタースタンドにかけるのがおすすめです。
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湿度差での変化にも注意
ギターの材料に木が使われているので、湿度によっても変化します。
乾燥しすぎたり、湿度が高すぎないように気をつけましょう。
湿度が高すぎるとカビやすくなるので注意が必要ですが、乾燥しすぎると木材が収縮して反ったり割れたりする原因になる場合があるそうなので、注意が必要です。
極端な温度差や湿度差がないところにギターを保管する
ギターは温度や湿度によって影響を受けるので、ギターを置いておくときに温度や湿度差が少ない環境の方が、負担が少ないです。
一日中温度や湿度を一定にするのは難しい場合には、人がよく過ごす部屋などがギターにとっても安定しやすい環境です。
夏に暑すぎたり、冬に乾燥しすぎる時は、注意が必要です。
長期間放置するよりも毎日弾くことで、こまめに確認できるので楽器のコンディションが整いやすいです。
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まとめ
部屋の温度差によって、弦が伸び縮みしてチューニングが狂いやすいです。
とくに冬の時期には、暖房の影響がわりとあるので、練習するときにこまめなチューニング合わせをすることで、音が整います。
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