いろいろな曲を弾く練習で身につくこと

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ギターの上達につながる方法として、「同じ曲の完成度を上げて演奏技術を身につける」練習と、「いろいろな曲を弾いて技術の幅を広げる」練習という、タイプの違うアプローチ方法があります。

完成度を上げるには、きれいな音が出るようにしたり、表現力をつけるために、丁寧に時間をかけて練習する必要があります。

また、ひと通り弾けるようになったら次の曲に進んでいろいろな曲を弾いてみると、いろいろなコード進行、リズム、ハンマリング、スラー、ハーモニクス、アルペジオ、クラシック、Jポップ、謡曲など、自分にとって新しいさまざまなものに触れて体験する機会ができて、学べることが多いです。

どちらも効果があり、できれば両方とも意識して取り入れていくとバランスが良くなると思います。

今回は、いろいろな曲を弾くと、どんな効果があるか考えてみました。

完成度を上げる曲も練習しつつ、いろいろな曲も弾いてみる

一曲を弾き込んで仕上げることと、たくさんの曲を練習することは、逆のことを言っているようですが、工夫すると同時にできます。

それは、練習する曲の中でも完成度を上げたい曲の数を厳選して、ある程度弾けるようになったら次に進むことにする曲を組み合わせて練習していくことです。

いろいろな曲を練習しつつも、気に入っている曲やレパートリーにしたい曲は引き続き練習を続けていくのがおすすめです。

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ギターの可能性を学べて楽しい

ギターを始めた頃は、ギターでどんなことができるかまだよく分かっていないことも多いです。

いろいろな曲を弾くことで、ギターで表現できることの可能性に気がつきやすくなります。

また、人には好みがあり、いろいろな曲を弾いていく中で、好きな曲に出会えることも増えていきます。

さらに、弾いてみたら「いい曲だな」と好きになることもあると思います。

よくあるパターンや型を覚えられる

いろいろな曲を弾いていくと、

あれ、以前にも似たようなコードやテクニックを使ったなぁ

と思うことが出てきます。

よく出てくるコードやテクニックは、今後ほかの曲にも出てきたり応用できるものばかりです。

いろいろな曲を弾いている中でも、大切な要素は繰り返し出てくるので、基礎的な部分も自然と練習できます。

後日また弾いてみると、自分が上達したのが分かる

最初のうちは、新しい曲を弾くとき、とても難しいと感じやすいですが、ほかの曲にいくつか取り組んだ後、日にちを置いて再び弾いてみると、以前よりも楽に弾けたり、上手に弾けたりすることがあります。

このようなとき、ギターの実力が上がったのを感じられます。

最初の頃だと、弦を押さえても指先が痛くなくなったり、セーハのコツをつかめたりするなどの上達を実感できます。

また、めちゃくちゃ難しかった曲をリズムに乗って弾けるようになったり、メロディーを歌うように弾けるようになると楽しいです。

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いろいろなテクニックについて学べる

リズミカルな曲、メロディーを歌い上げるような曲、和音の多い曲、アルペジオがある曲、セーハを使う曲、スラーがあってハンマリングやプリングを使う曲、など、曲によって特徴があります。

曲の中でテクニックを使えるようにできていくと楽しいです。

難しいテクニックが出てきたときには、テクニックの部分のみ取り分けて部分練習すると効率が良いです。

ギターを画締めたばかりの頃は、指が届かなかったり、手が痛くなったりしてできない部分もあるので、難しすぎるところは飛ばして練習しても良いと思います。

だんだん弾けるようになってきたら、テクニックも時間をかけて一つずつ習得できるようにしていくと、弾ける表現が増えていきます。

飽きずに練習しやすい

テクニックのみを練習することも効率が良いのですが、曲の中で出てきて練習すると楽しく習得できたりします。

同じものを繰り返し練習して身につくこともありますし、いろいろな曲を弾く中で身につくこともあります。

練習していて、同じ曲に飽きてきて練習するのが嫌になってきたら、別の曲も練習して気分転換したりして楽しく練習するとギターを続けていきやすいと思います。

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どんな曲を練習したらよいか

ギターの教本、クラシックギターのエチュードなどは、いろいろなテクニックを学べる曲を集めてくれていたりするので、効率よく学べます。

教本やエチュードの曲は、自分だけでは集められないいろいろな曲から学べます。エチュードなどは、難しそうとかつまらなそうなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、弾いてみるときれいな曲やカッコいい曲がたくさんあります。

各ジャンルの弾きたいと思っている曲、好きな曲などに、取り組んでいくのも良いと思います。

また、ソロギターなどのギター曲集などから、好きな曲を練習していくのも良い方法だと思います。

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譜読みが上手になる

新しい曲に入るときには、譜読みが必要になります。

いろいろな曲を弾くようにすると、譜読みする力が身につきます。

音楽の幅が広がる

ギターでは、クラシック、ポップス、ロック、ブルース、ジャズ、ラテンなど、様々なジャンルの曲を演奏できます。

また、メジャー(長調)、マイナー(短調)や、音階の違う曲がいろいろあります。

リズムを取ったり、拍を数えたりする技術が身についたりします。

いろいろな曲を弾いてみると、新しい曲に取り組むときに対応しやすくなります。

あれもこれもしようとし過ぎないことも大切

いろいろな曲を弾いてみたいと思っても、一度にできることには限りがあります。

たくさんの楽譜を持っているけど、どれも弾けないということがあるともったいないので、ある程度弾けるようになることを目指して一曲ずつ集中して取り組むことも大切だと思います。

まとめ

覚えた曲をずっと弾き続けることだけでなく、新しい曲にも取り組んでいくと、学べることがたくさんあります。

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この記事を書いた人

ギターでいろんな曲を弾けるようになりたくて、これまでほとんど弾けないままでしたが、2023年11月よりギター練習を再開しました。1980年代生まれです。バイオリン経験があります。ギターを弾くのに必要なことや学んだことなどをサイトに載せていきます。

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