ギターやその他の楽器を弾くにあたって、「歌えれば弾ける」という言い方があります。
楽器を使わずに歌うことができれば、楽器でも同じように弾くことができるということです。
自分でイメージできることは実現できる、ということだと思います。
ただし、楽器初心者の頃は、歌えても技術的な問題で、弾けるようになるまで時間がかかるかもしれませんが、練習していけば弾けるようになる確率は高いです。
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歌えると暗譜しやすい
鼻歌のように気軽に歌うとしても、意外と最後まで歌えないことがあります。
楽譜を見ずに歌っていて、

あれ、同じところばかりで、次の展開に進めないな...
となることがあります。
まずは、曲の構成や、音を覚えるのに鼻歌や頭の中で歌うのは有効です。
暗譜できていると弾きやすくなります。
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息継ぎのタイミングが分かる
歌う場合、息を吸う必要があるので、歌のフレーズの区切りの良いところで息継ぎします。
もし、息継ぎが上手くいかないと、

あれ、何だか息苦しいな
と感じることになります。
歌や笛ではない、ほかの楽器でも、この息継ぎのタイミングを知っていると演奏しやすくなり、聞いている人にも心地よい印象を与えます。
演奏する人は、フレーズの切り替わるところなどで息継ぎすることが多いですが、演奏を真剣に聞いている人も同じようなタイミングで息継ぎしたくなることが多いです。
聴いている人も、演奏されている曲のメロディーを頭の中で歌っていると、自然と同じタイミングで息継ぎをしたくなるのだと思います。
もし、息継ぎしないで演奏されてしまうと、聞いている人も、弾いている人も息苦しく感じてしまいます。
気持ちよく鼻歌で歌えるということは、呼吸も安定して気持ちよく演奏でき、聞いている人にも心地よくなります。
気持ちを込められる
歌うときには、気持ちを込めやすいです。
歌っているときは楽しかったり、リズムに乗っていたりしますし、ここのメロディーの部分が好きだというところには気持ちがこもります。
楽器の演奏だと、よく知らない曲だと、楽譜の音を順番に出していく感じになって、ぎこちなく聞こえてしまうことがありますが、歌える曲だと、自然とフレーズがまとまり、曲らしく演奏しやすくなります。
まとめ
同じような音の長さで、同じ音を演奏しても、歌うように演奏するときと、そうではないときでは、違う雰囲気に聞こえます。
最初の頃は、

こんな風に弾きたいけど、全然できないな
ということが多いと思いますが、だんだんと、弾き方がわかってきて、手の筋力や柔軟性がついてくると、イメージしたことを表現できるようになっていきます。
歌えたことを、実際に楽器で表現できるようにする技術も大切ですが、その前に、歌えるようにすることも大切なことです。
歌えるようにするには、上手な人が弾いている演奏を聴くことや楽譜を見ながら覚えることもします。
楽器を持っていないときに歌えるようにする練習ができるので、歌えるようにいつも意識していると、上達が早くなると思います。
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