ギターを途中でやめてしまう理由として、Fコードがあります。
Fコードをきれいに鳴らせるようになるには、時間がかかります。
私もギターを始めた頃、Fコードが難しすぎるし、ギターに向いてないと思っていました。
しばらくギターを弾かなくなりましたが、再び練習してFコードがちょっと鳴りかけたとき、すごく嬉しかったです。
練習すれば、かなりの人ができるようになると思います。
Fコードが出ない原因
【Fコードが難しい原因】
<左手の筋肉、関節>
・弦を押さえる力が弱い
・指が広がらない
<コツがわかっていない>
・左手の指の角度や押さえる位置が悪い
・ギターの構え方のフォームが安定していない
<ギター弦の太さ>
・弦が太すぎるとより難しい
左手の筋肉や関節をきたえる
Fコードだけを練習するのではなく、クロマティックなどの基礎練習をしていくと、指の力がついていきます。
クロマティックとは、半音階のことで、6弦から左手の人差し指、中指、薬指、小指、の順に押さえて弾いて、次にとなりの弦も同じように、5弦、4弦、3弦、2弦、1弦と移動していきます。すべての弦を弾いたら、次は全体に1フレット上げて同じようにして続けていく練習方法です。
地道な練習ですが、一日1回ずつでもするようにすると、基礎力がつきます。
弦を押さえる筋肉が強くなったり、指を動かす柔軟性がついてきて、離れたところまで指が届くようになったり、いろんな角度に指を動かせるようになります。
こうして指の力がついてくると、自然とFコードを押さえることもできるようになります。
押弦のコツ
ギターに少し慣れてきたら、Fコードを押さえるコツを試してみます。
<Fコードを押さえる人差し指のコツ>
・ 1フレットのフレット寄りの位置で押さえる
・ うまく音が出ないときは、人差し指の側面寄り(親指側)に傾けて押さえてみる
・ 人差し指で、1弦と5、6弦を意識して押さえる
・ 人差し指で、残りの2、3、4弦は浮いてもOK(ほかの指で押さえるので)
・ 人差し指は、無理に関節を伸ばさなくてOK
など
人差し指をフレット寄りの位置で押さえたり、押さえる必要のある1弦と5、6弦を意識して押さえるなどを工夫してみます。
ほかの指で押さえる弦はしっかり押さえなくて大丈夫です。
Fコードの場合、1弦と6弦を人差し指で押さえればよいので、人差し指の第1関節、第2関節を少しくらい曲げてカーブしていてもOKです。指がまっすぐでなければいけないことはなく、無理な力を入れなくて済むフォームが望ましいです。手首を痛めないように気をつけましょう。
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また、指のちょうどいい位置で弦を押さえられるように、人差し指を親指側の向きに傾けて、指側面寄りで当たるようにするなどを試してみます。
きれいな音が出ない場合、押さえるべき指が浮いていていたり、ほかの指が触って音を消してしまっていることもあります。
音がクリアーに出ない原因を見つけて、指の向きや位置を調整しましょう。
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ギター弦の太さ
上手く弦を押さえられない原因の一つに、張られている弦が太すぎることもあります。
購入した時に張られていた弦は、大きな音が出るように太い弦が使われていることがあります。
弦は細い方が張力が弱く、少ない力で押さえることができます。
アコースティックギターの弦は、細い方から順に、エクストラライト、カスタムライト、ライト、ミディアムとなるにつれて太くなっていきます。
弦の太さ(ゲージ)が、細い弦を購入して弦交換することで押さえやすくなることもあるので、あともうちょっとのところで押さえられそうなんだけど、やたら弦が太くて押さえにくく感じている人は、弦交換を試してみても良いと思います。
私の場合ですが、エクストラライトゲージにしたら、だいぶ押さえやすくなりました。
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Fコードの前に習得できること
・左の指先がギター演奏できるよう育つ ・E、A、G、D、Cコードを覚える ・音の位置を覚える ・クロマティック練習 ・音階練習 ・単音で簡単なメロディーを弾く ・アルペジオのパターンを練習 ・ストロークのリズムを練習 ・ギターで弾けるようになりたい曲を聴く
Fコードができなくてもできる練習がたくさんあります。
指の筋肉を強くしたり、自由に動かせるように育つまでが、大変に感じると思います。
手のすじを痛めないよう、休憩を入れつつ、無理せずじっくり取り組むほうが続けやすいです。
手や指が育つには、少しずつ練習していく日数が必要です。
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Fコードが弾けるまでにかかる期間
最初にギターを購入してから、しばらく何もしない時期があり、再びギターを練習して、2~3か月の頃になって、ひょっとしてFコード押さえられるかも、となりました。
最初は、6、3、2、1弦の4本を押さえました。
曲の練習をしていて、Fコードのような和音が出てくるところがあって、曲の練習をしながら和音が出せるようになりました。
もしかして、Fコードも押さえられるかも!と思った瞬間でした。
押さえられるまで時間がかかったり、全部の音がきれいに鳴らなかったりはしますが、一度でも鳴った感じがあったり、「もうちょっと練習すれば上手になるかも」と思えると、そこからは上達まで勢いがつくと思います。
一番最初にギターを弾きたいと思ってから何年もかかりましたが、再チャレンジしてからは2〜3か月でした。
練習に時間がなかなか取れないと、期間がかかるかもしれませんが、ギターを続けていけばかなりの人がFコードをだんだん弾けるようになると思います。
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