たくさん練習したくても、まわりの人にうるさいと言われると続けにくくなるので、小さな音で練習できる方法について考えました。
小さな音だけでなく、のびのびと大きな音を響かせる練習もその後必要になってくるのですが、小さな音での練習をして良かったことがいろいろありました。
小さな音でも響かせるコツが分かり、手に余分な力が入らず手を痛めにくく、わりと長時間の練習もしやすく、まわりの方々への音の配慮もできるという利点がありました。
小さな音で練習する方法
【小さな音で練習する方法】
・窓や扉を閉めてから弾く
・カーテン、洋服掛け、ソファー、毛布、本棚など布や本などの音を吸収しやすいものの前で弾く
・弱いタッチで弾く
・サウンドホールカバー、サイレントピック、ミュートなどを使う
・細い弦やナイロン弦のギター、サイレントギターなどを使う
など
音を小さくして練習する対策がいろいろあります。
全部しなくても、自宅でできる方法を見つけると良いと思います。
練習環境を整える
窓を閉めたり、弾く場所を変えるだけでも対策ができます。
毛布を広げて、そこに向かって弾くと音が少し吸収されるそうです。
音の伝わり方、響き方を考えることができ、対策しながら勉強になります。
右手のタッチで小さな音を出す技術
特別な道具がなくても、弱いタッチで弾くのは皆が試せる方法だと思います。
軽い力でも、指先や爪先を当てるタイミングと角度が良いときれいに響きます。
小さな音でも響きの良い音が出せるようになると、大きな音を響かせるときにも応用できます。
また、小さな音で練習していると、となりの弦を触ったりした音もよく聞こえて気になりやすいので、雑音の少ないきれいな音を出す練習にもなりました。
小さい音を出すように練習してみると、右手のコントロールが上手になり、必ずしも強い力が必要ではないことに気がつけるので、余分な力を抜いてリラックスして弾く方法が身につきやすいと思います。
また、余分な力を入れないので疲れにくくて長時間練習しやすく、手首も痛めにくいです。
右手のタッチを弱くすると、左手の弦を押さえる力も自然と力みが取れます。
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サウンドホールカバー、サイレントピック
サウンドホールから大きな音が出るので、市販のサウンドホールカバーをしたり、布などで代用するなど、いろいろと工夫すると音が小さくなります。
サイレントピックを使うと、小さな音で練習できるようです。
ピックの方が指弾きよりも音量が大きく出やすいので、ピックを使う練習にサイレントピックは便利だと思います。
弦の種類を変える
スチール弦の方が大きな音量が出ます。太いスチール弦から細いスチール弦やナイロン弦に交換すると少し音量を小さくできます。
左手の指先も、細い弦やナイロン弦の方が押さえやすくて、痛くなりにくいです。
太いスチール弦からエクストラライトという一番細いスチール弦に変えるだけで押さえやすくなり、音量も小さくなりました。
さらに最近ナイロン弦にしてみたら、音量だけでなく音質がまろやかな響きになったで、騒音対策としても良いと思います。
アコギ用のナイロン弦に張り替えることもできますし、練習用にクラシックギターなどのナイロン弦のギターを使い分けることもできます。
ただし、ナイロン弦でもしっかり弾くと音量がかなり大きくなりますので、弾き方や窓を閉めるなどの配慮も合わせて必要です。
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まとめ
演奏披露する時など、大きな音を出すことが必要な場面もありますが、小さい音量も響かせたり強弱のコントロールを上手にできるようにするには、小さい音で練習することの効果は十分あると思います。
サウンドホールカバーは、最初の頃していましたが、今はエクストラライトの細い弦やナイロン弦にして弱めのタッチで弾くことで音量を抑えています。
エクストラライト弦(細いスチール弦)も押さえやすくて気に入っていましたが、ナイロン弦はコツが要りますがさらに指にやさしく、音の雰囲気が出て面白いです。
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