演奏が上手かどうかは、音楽を習ったことがある人もない人もほとんどの人が共通に持っている感覚があるように思います。
何となく上手下手だと感じるのは、きっと、音程やリズム、テンポ、強弱、音の響き、ビブラートなどの要素が関係しています。
一つひとつはちょっとしたニュアンスの違いになるかもしれませんが、これらが組み合わさるとだいぶ印象が変わります。
例えば、途切れとぎれの音がきれいにつながるように弾くだけでも大きく変わります。
練習する時に、上手に聞こえるような弾き方を意識すると、楽しく効率の良い練習ができると思います。
音程が正確
押さえるフレットが正しくても、チューニングがずれていると下手に聞こえます。
ギターにはフレットがあるのですが、チューニングが合っていないとその弦の音がすべてずれてしまいます。
毎日、ギターを弾く前にチューニングをする習慣をつけるといいですね。
また、練習では音をよく聴いて、音がずれてきたり、曲の合間などにまたチューニングをして、いつも正確な音程で練習すると、耳が鍛えられます。
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左手の弦の押さえる位置や力の入れ方によって、音程が微妙に変わることがあります。特に、力を入れすぎたり、チョーキングのように弦を斜め方向にずらしたりすると音程が少し上がります。
左手の弦の押さえ方が上手になると、音程もコントロールが上手になると思います。
リズムが合っている
リズムが合っていると上手に聞こえます。また、リズムが良いと、この先もこのまま続いていくという安定感が出て、安心して聴けます。
それは、苦手なところで止まったり、得意なところだけ速くなったりするのではなく、曲調に合わせたリズムで弾けるということです。
また、拍に合わせて、それぞれの音を正確な長さで弾くことができるようになります。
音の正確な長さが分からない時は、メトロノームや手拍子などを使って、きれいにメロディーや伴奏が収まるか確認してみましょう。
ストロークで演奏する場合にも、リズムはとても大切です。
リズムの練習も入れると、演奏が引き締まり、一段と上手になると思います。
テンポ
リズムと似ているのですが、難しいフレーズだからといってそこだけ遅れないで演奏できるスピードで弾けると上手に聞こえます。
速く弾けるという技術は素晴らしいですが、速ければ何でも上手というわけではありません。
速いテンポでしか練習しないでいると、難しい箇所はいつもきちんと弾けないまま、音が飛んだりするのをごまかしながら弾くようになってしまいます。
ゆっくり弾くのは、最初はあまり面白くないかもしれませんが、着実に弾けるようにしていくのに効果があります。
間違いなく弾けるテンポを、練習しながら少しずつ速くしていきましょう。
また、曲を間違いなく弾けるようになってからも、気持ちが焦って途中から速くなったりすることがあります。
決めたテンポで安定して弾けるようになると、レベルアップしたと実感できると思います。
音の強弱
曲の盛り上がりに合わせて音量が上がったり、やさしく歌うように控えめな音量で弾くなどの強弱の使い分けができると、聞いていて心地良い演奏になります。
練習のときに、大きな音で鳴らすだけでなく、小さな音量でもきれいに響かせることができるように意識すると良いと思います。
音のつながりとキレ
一音ずつがつながって聞こえるように弾くのも技術です。
次の音を出すギリギリまで左手で弦を押さえておくなどすると、つながりが良くなります。
左指の押さえを外すと、音が響かなくなります。
さらに軽く弦に触ってミュートすると、残っている響きも止まります。
音を伸ばすか止めるか上手にコントロールできると、表現が豊かになります。
音の響き
かすれたり、ビリついたりせず、きれいな音が響かせられると、上手に聞こえます。
同じ音を出すときでも、右手や左手のちょっとした力の入れ方や角度によって、音の響きで雰囲気が変わります。
どのフレットを押さえるかだけでなく、押さえる力の入れ方や、手や指の角度などに気をつけて、きれいな響きが出るように意識して練習できます。
きれいな音を出そうという気持ちで、丁寧に弾くと音が変わります。
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ビブラート
ビブラートがかかると、余韻が出て、大人っぽい演奏に聞こえます。
ビブラートは、強く細かくかければよいというものではなく、雰囲気を出すために伸ばす音の後半を少し揺らすようにするとカッコよくなります。
まとめ
ギター演奏の上手な人は、いろいろなことに気をつけながら音楽を表現しています。
実際に真似して弾いてみようとすると、すぐにはできず、難しいことに気がつきます。
とはいえ、こんなふうにつなげたり、ボリュームを出したり、ビブラートをかけてしっとりさせたいなどのイメージできると、実現させやすいです。
ギターは、いろいろな表現ができる楽器なので、練習し甲斐がありますね。
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