自分の演奏を客観的に聴くのは難しいとよく言われます。
それは、自分の欠点や弱点に向き合わないといけないからかもしれません。
このように演奏したいというイメージ通りに弾けるようになるまでに、いろいろと練習と経験が必要になります。
たいていは、自分は上手に弾けていると思いやすいですが、それはそれでまずは演奏が楽しくなるので良い気がします。
もっと上手になろうと思うとき、録音や録画で自分の演奏を聴いて、自分のくせや苦手なことにを見つけて変えていくと、きっと上達が早まります。
自分の演奏を録音で聴くと、本当に自分でできたと思っているイメージ通りになっているか、また曲を通して弾いた時の全体のバランスなどを確認すると、気がつくことがいろいろあります。
自分ではもっと上手に弾けていると思いがち
自分の中では、何割かプラスして上手にできていると思いがちです。ミスしたところは過去に一番上手く弾けたバージョンだったことにして進むからです。
たまに上手くいったりしても毎回同じようにはできませんし、全体を通すと苦手な部分は弾けていないことが多いです。
また、ギターとの距離ゼロでじかに響いてくる感じと、少し離れたところにいる人の聞こえ方には少し違いがあります。
録音や録画から、ほかの人にどう聞こえるかを知ることもできます。
録音よりも生音のほうが響きはもちろん良いのですが、プロの演奏は録音でも上手に聞こえるので、録音でも上手に弾けば上手に聞こえます。
生音と響きの違いはあるかもしれませんが、ミスタッチやリズムの悪さ、音の強弱のバランスなどは録音でそのまま自分の弱点が出ます。
録音や録画をチェックして、自分のクセや弱点に気がついて修正していけると、さらに上達が早くなると思います。
いざ録画してみるといつもより緊張する
いつものように弾こうと思っても、録画や録音をすると急に間違えたりいつものように弾けなかったりすることがあります。
録画していると思うだけで緊張します。
誰かに聞いてもらう場合も似たような緊張感を感じすいので、自撮りして録画してみると、緊張感のある中で演奏する練習になります。
緊張すると、普段できていることもぎこちなくなったり、頭が真っ白になって全然できなくなることがあります。
誰かに聞いてもらったり録画するなどして、緊張した中でも弾いてみる経験が増えると、緊張しすぎず集中して演奏することが上手になります。
聞いてもらう人がなかなか見つからなくても、録画してみることはスマホがあればできるので、試してみるのにちょうど良いと思います。
上手に弾ける確率を上げる
自分の部屋での練習では、間違えても何回でも弾き直すことができますが、誰かに聞いてもらう場合、納得のいくほぼ1度の演奏で、できるだけ良い仕上がりで楽しんでもらうことになります。
その一度に上手く弾ける確率を上げることを意識して練習できると思います。
自分の演奏と向き合う
自分の録音された演奏を聞いて、上手だと思うか、下手だと思うか、人によるかもしれませんが、音楽配信やCDなどのプロの演奏を日頃から聞いていると、自分の演奏はまだまだだと思う箇所がたくさんあると思います。
自分の演奏が下手すぎると思うと、まともに聞くのが怖くなりますが、意外とできていることもいろいろあると思うので、それほど悲観的にならなくても良いと思います。
逆に、自分の演奏ばかり聞いていると、それに慣れてしまって、音符や休符の長さが違ったり、不揃いな音の並びやチューニングがずれて音程が悪いことなどにも気にならなくなってしまうかもしれません。
上手な演奏も合わせて聞くようにして、できている部分とできていない部分を正しく評価して、今後の課題を見つけるのが理想です。
まとめ
自分の演奏を録画や録音すると、自分のくせなどに気がつくチャンスになります。
また、少し緊張感のある中で弾くことになるので、自分が緊張するとどんなミスをしやすくなるのか知ることができ、今度の対策を立てやすくなります。
自分の演奏を聞くのが、自分で思っていたよりも下手だと気がつくのが怖くてなかなかしたくなかったりしますが、何回か録画や録音すると慣れてます。
今まで一度も自分の演奏の録音を聴いたことがない人は、まずは一度試しに録音か録画して見るのがおすすめです。
いろいろな機材がない人は、まずはスマホのビデオかボイスレコーダーから始められますよ。
※ 関連記事

コメント