ギターは弦が6本あるので、鳴らしたいと思っていない弦に指が当たって余分な音が出てしまうことがあります。
余分な音は、弦に軽く触れてミュートすることができます。
ミュートというのは、余分な音が出ている弦に指や手のひらで軽く触れて、音を消すことです。また、コードを押さえてストロークするときに、あらかじめ弾かない弦に軽く触れておいて音が出ないようにすることもあります。
ギターの演奏が上手な人は、きれいな音を鳴らすだけでなく、ミュートして余分な音を鳴らさない技術があります。
ミュートが必要な理由
【ミュートが必要になる場面】
・間違えてはじいてしまった音を消すとき
・長く響きすぎている音を止めるとき
・弾いていないけれど共鳴して響いている余分な音を消すとき
となりの弦に触ったり当たったりしてしまうと、余分な音が出てしまい、きれいに聞こえなくなってしまいます。
余分な音が鳴っている弦を軽く触ると、音が消えます。
6本の弦があるので、違う弦を鳴らしてしまうことはよくあるので、自然に音が小さくなっていくのを待たなくても間違えた音をすぐに止めていけるのは、ギターの面白いところです。
また、音が共鳴していつの間にか弾いていない弦も響いていることがあり、余分な響きをミュートするとクリアな響きになります。
ミュートの方法
左手、右手のどちらでもミュートする方法があります。
【右手と左手を使ってミュートする】
・コード弾きで弾かない弦をミュート(左手)
・音を間違えたときに音を消すミュート(たいてい右手)
・余分な音が響いている弦を押さえてミュート(右手または左手)
ミュートは、右手でも左手でも、弦に触れやすいところを使います。
ミュートできれば、どちらの手で触っても大丈夫です。
ミュートすると響きが良くなる
余分な音が入ると、和音が濁って違和感が出ます。
ミュートして、必要な音だけにすると和音の響きが良くなります。
ミュートをするようになると、余分な音が入っていた時と、余分な音を消した時の響きの違いを聞き分ける力がついていきます。
耳を鍛えることにもつながります。
丁寧に弾くようになる
間違えた音を消すミュートをしなくて良いよう、最初から違う弦を弾かないように丁寧に弾くようになれば、さらに上達します。
自分の指が太いからとなりの弦にあたってしまうのだと思っていても、丁寧に弾くコツを覚えていくと、以前よりもとなりの弦に当たらないように弾けるようになると思います。
無理だと思わず、丁寧に弾いてみると、意外とできると思います。
ミュートの練習をしているうちに、余分な音を出したくないという意識が働いて、自然と丁寧で正確な指づかいになっていく効果があります。
まとめ
ギターを練習するようになって、余分な音を消すミュートという技術があることを知りました。
大切な音を響かせることと、余分な音を消すことの両方を意識すると、もっときれいな響きになります。
演奏しながらミュートをするのは意外と難しいので、早めからミュートという技術があることを知って意識していくことで、少しずつできるようになると思います。
また、一音ずつ丁寧に弾くことで、余分な音を出さないようにすることも大切です。
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