ギターの技術的な基礎を学ぶのに、カルカッシ25のエチュードはとても良いと聞いたことがあったので、練習してみることにしました。
TAB譜を見ながら初級から中級くらいの曲を通して弾くことができるようになってきたので、そろそろギターの基礎をしっかり学びたくなってきた頃でした。
カルカッシ25のエチュードは中級程度の難易度で、ギターを始めてしばらく経って、弾ける曲ができていたり、指板の音をだいぶ覚えてきた頃から始める方が良いと思います。
とはいえ、自己流の間違った弾き方のくせがつく前に取り組むのも良いかもしれません。
教本は、1,100円(税込)でした。模範演奏は、Apple musicやYouTubeなどで検索すると聞くことができます。
どんな曲か、最初に聞いてから楽譜を読む方がイメージしやすいのでおすすめです。
感想
思ったより難しく、右手の楽譜に指定されている指で弾こうと思うと、めちゃくちゃゆっくりにしかできず、びっくりしました。
TAB譜で別の曲を練習していた時は、右手の指をどれで弾くかをほとんど考えていませんでした。自由に、弾きやすい指を使えば良いと思っていました。
ところが、カルカッシの曲は、楽譜の指番号の通りに弾いた方がなめらかに弾きやすいことに気がつきました。
まだうまく指を使えないけど、右手指を上手に使いこなせるともっと連続した音をなめらかに、そして練習する早く弾けるようになりそうな予感がしました。
翌日、翌々日と弾くうちに、慣れてきました。
難しいと思った曲ですが、自分にも弾けそうな感覚を持てて、楽しくなりました。
右手の指のトレーニングになる
特に難しかったのは、左手で弦を押さえる指と、右手の指が人差し指と中指でそれぞれ別の指を使うとき、ややこしくなりました。
ひとつの音を出すのに、右手と左手の2種類の指遣いを組み合わせる必要があるのです。
左手は人差し指から小指まで順に(1、2、3、4)、右手の指は親指から薬指まで順に(p、i、m、a)で表記されます。
連続する音は、i、mまたはm、aを交互に使って鳴らすことが多い曲です。このimimやmama の連続が自然となめらかにできるようになると、曲の美しさや雰囲気が変わります。
地味な練習ではありますが、カルカッシは曲の中で練習できて、飽きないようになっていると感じました。
同じ指で連打するよりも、音の粒がそろい、速度を早めて弾いても美しく弾ける基礎ができます。
左手の手の角度を調節するトレーニング
左手の指を広げたり、弦の押さえ方に気をつけて、音をきれいに出す練習にもなります。
練習を続けると、よくあるコードや和音を押さえやすくなると思います。
上達を目指す人におすすめ
軽く弾くには、何個かコードを覚えて弾き語りをするスタイルなどはポップな感じがします。
自分では、カルカッシ教本に興味を持ってしまったところくらいから、マニアックな、だいぶギター好きになってきた気分です。
ついついマニアックと言いたくなりますが、クラシックギターをするにはカルカッシエチュードは王道で、大多数の人が知っている練習法だと思います。
まだ始めたばかりですが、これが弾けるように練習をすると絶対に上手になると思います。
着実にスキルを上げるのにとても効果的な教本です。
まとめ
これから、別の曲も練習しつつ、カルカッシの練習曲を弾けるようにしていきたいです。
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