2024年9月頃より、カルカッシ25のエチュードの練習を始めているので、約1年が経ちました。
最初の1曲目の録音が、3月なので、録音を残すようになって6か月になります。
No.10は、3度の和音とスラーが良く出てきます。軽やかで明るい雰囲気の曲です。
カルカッシ25のエチュードNo.10を弾いてみました
【2025年9月6日録音】
カルカッシ25のエチュードNo.10を練習した時の録音です。
やっと暗譜できたかな、という頃の演奏です。ポジションを間違えないように探して少し遅れるところなどもありますが、何回も録音した中で一番良かった演奏です。
もっとうまく弾けるようになったら、また録音をしたいと思います。
演奏のポイント
和音の組み合わせがたくさん出てくるので、和音のフレットの位置を覚えて、すばやく左手を最適な位置に動かすと、スムーズな演奏につながります。
また、和音を弾いた後に、一番高い音だけスラーでつなげて動くので、高音で押さえる指を動かしやすいように、左手が力まないように余裕を持たせて押さえるようにしました。
対策としては、どこのフレットを、どの指で、どの角度から押さえると良いか、イメージできていると弾きやすくなります。
同じフレットを押さえるにしても、やっとの思いで何とか正解のフレットを押さえる場合と、全体の動きが分かっていて余裕のある押さえをする場合では、音のつながり方が全然違って聞こえます。
練習の方法
・あいまいな弾き方をせず、確実に弾けるように部分練習をする
・メトロノームに合わせて弾いてみる
・音の響きが悪いと感じたら、チューニングを合わせる
指を大きく広げる部分がないので、難しくなさそうに思ったのですが、和音の押さえ方をうろ覚えにしていると、たどたどしい印象の演奏になってしまいました。
何度か練習していると、いつも間違えるところは同じだったりしたので、難しい小説を区切って練習しました。
例えば、最後の4小節だけを集中して、スムーズに弾けるまで弾きました。
曲の難しい部分、上手に弾けるとカッコいいと思う部分も集中的に練習しました。
新しく曲の練習を始める段階から、曲の最初から数小節ずつ、着実に弾けるようにして練習を進めていくほうがかえって時短で習得できるという話も聞いたことがあります。
全体的に曲の練習を始めてしまった場合には、自分の苦手な部分が必ずあると思うので、部分練習をしっかりすることで曲の仕上がりが良くなります。
途中で練習を録音して聴いてみたら、タイミングが悪い箇所がたくさんあったので、メトロノームに合わせて弾いてみる練習もしました。
また、和音の響きはチューニングの影響が大きく出ます。「あれ、音が響かないな」と思ったら弾き方だけでなく、チューニングがずれていないか確認するようにしましょう。
まとめ
NO.10は、楽譜を見て音どりするのはそれほど難しくなかったのですが、スムーズに弾けるようにするには、けっこう練習が必要でした。
今回の練習は、どんな曲を練習するときにも共通していますが、部分練習とメトロノームの練習に力を入れました。
最後の4小節、曲の流れが変わるカッコいいと思う部分を重点的に弾きました。
とくに曲が盛り上がって終わる最後の部分をスムーズに弾けると、弾いている自分も、演奏を聴く人も曲が終わった時にすがすがしい気持ちになれます。
試しに最初に録音した時から比べればだいぶ良くなりました。もっときれいに弾けるように時々練習しつつ、次の曲の練習をしていこうと思います。
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